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床の解体

20190315
早くも大工さんが床の解体を始めています。

建築当初から一度も張り替えられずに残ってきた廊下の床板。お客様が歩く度にギシギシ鳴る様はこの建物の風情となって宿の空気感を作ってくれていたように思います。よく「天然の鶯張りだねぇー」なんて笑われたものです。
たかが床板かもしれませんが、約100年沢山のお客様に踏まれ味わいの増したこの松の床板は私にとっは宝物のようなものです。
基礎工事、断熱、構造補強などの必要な工事を済ませたらまた元の位置に戻すため、大工さんには丁寧に手作業で一枚一枚剥がしていただいてます。
これは変わらないための努力です。
嫌な顔一つぜずにやってのける大工さんが本当に有難いです。