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旅館の仕事について

<オープニングスタッフ募集!!>

 

「旅館の仕事について」

 

正直、旅館の仕事ってすごくハードです。お客様の休息のために衣・食・住を整えていく仕事なので普通の生活と時間軸がズレていきます。世の中が休みの時に働く仕事。

 

仕事の内容は基本的に毎日同じことの繰り返し。館内を隅々掃除してお花を活けて、お出迎えの用意をする。調理場で夕食と朝食の仕込みを淡々とこなし、仕入れにも行って、その時間になれば全神経を研ぎ澄まして料理を作る。昨日洗った食器にまた今日も盛り付けてお客様に届けてまた片付ける。その合間に気持ちよくお休みいただけるようにお部屋や館内をまた整える。就寝後も呼ばれれば出向いて対応。朝はお客様より早く起きて朝食の支度をしてまた館内を整える。そんな仕事と同時進行で予約の電話対応やメールの処理。お客様がお帰りになればまた掃除して・・・。昨日と同じ仕事がまた今日も続いていって、どれもこれも地味な仕事ばかりですし、やっぱり毎日同じことの繰り返しです。

 

でも唯一違うこと。それは「毎日違うお客様がいらっしゃる」と言うこと。もしかしたら昨日やったことが今日のお客様には受け入れられないかもしれない。「お客様の数だけ答えがある。」そんな仕事かもしれません。お話し好きなお客様も居れば、そっとしておいてほしいお客様もいる。家族や友人と楽しい時間を過ごしたいお客様もいれば、一人静かに自分と向き合いたいお客様もいる。小さな宿の空間の中でその日迎えたお客様同士がお互いを意識し合いながら、私たちスタッフが間に入ることで共に心地いい時間を創り上げていく。どのお客様も心新たにまた日々の生活に戻れるようなお手伝いをする。人工知能の登場によって文明の階段をまたひとつ上がろうとしている、そんな時代ですが、その物差しでは測れない人と人の距離感や感情の共有をベースに松本の自然や文化を発想の原点として、ここを訪れるお客様にどんな時間をご提供できるか。単なる「泊まる」という機能を提供するだけではないとてもクリエイティブな仕事です。

 

決して楽な仕事ではないけれど、その結果にいただくお客様からの心から「ありがとう」に仕事のやりがいを感じられて、「今日はどんな出会いがあるだろう」って思えたらこの仕事は本当に楽しいと思います。

 

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