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実施設計を進めています

現在、来年の改修工事に向けて実施設計を進めています。

 

今回の改修工事では「何を作るか」より「何を残すか」、そして「どう残すか」が発想の原点です。ご贔屓下さるお客様の中には「この雰囲気が無くなってしまうのでは?!」っとご心配をいただくのですが、そのようなご心配は大丈夫だと私達は思っています。

 

今の当館は長い年月の間にその時代ごとの手の入れ方をしてきていますが、そこにはたくさんの不自然さや不具合があります。その一つ一つを丁寧に整えるように、そして創業当初の空気感に少しでも近づけれるように詳細の設計を進めています。

 

また館内の滞在環境を少しでも快適になるように考えていますが、やり過ぎないことも大切だと思っています。なぜなら快適にすればするほど風情は失われるから。もう、ひと昔前のように安易にアルミサッシを入れることはできません。

 

新しく作るところは今の建物の雰囲気に合わせることは大前提ですが、今の時代なりのチャレンジも大切にしたいと思っています。隠れた当館の魅力を引き出すことが出来れば次の100年に繋がるんじゃないかと思っています。
楽しい苦しみは続きます。