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昭和の灯り

 

 

省エネ、節電、原発問題・・・震災以降エネルギーに対する人々の意識が一層変化してきました。

人々の生活と長く付き合ってきた灯りの形も白熱電球からLED電球に移行しつつあるようです。

 

当館にぶる下がっている灯りのほとんどが乳白ガラスのランプシェードで暖かみのある白熱電球の灯りです。

中には写真のように細工のとても凝ったものも。

 

昔の人は「少ない灯りを如何に楽しむか」という思いがあったのでしょうか。

こうした照明を見ると当時の人々の遊び心と価値観にただただ敬服する思いです。

 

当館はご不便がない程度に極力照明の明るさを落とすように心がけております。

節電もありますが、昭和初期の建物には煌々と光る灯りは似合いませんし、何より心が落ち着きます。

 

エネルギーに対する価値観が変わろうとしている時代。

昭和の灯りに教わることがたくさんあるように思います。