春の苦み
寒さの厳しかった今年の松本にも穏やかな陽気の日が増えてきました。
これから楽しみなのが山菜ですね。
まずはフキノトウ狩り!
当館周辺の秘密の場所を30分も探し歩けばこんなにフキノトウが採れました。
天麩羅にフキ味噌にお味噌汁・・・。
春の苦みは美味しい苦み。
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- お料理|
- 2012-03-18|
HOME >> 日記帳 >> 日記帳|信州 松本 美ヶ原温泉 鄙の宿 金宇館 » 2012 » 3月
寒さの厳しかった今年の松本にも穏やかな陽気の日が増えてきました。
これから楽しみなのが山菜ですね。
まずはフキノトウ狩り!
当館周辺の秘密の場所を30分も探し歩けばこんなにフキノトウが採れました。
天麩羅にフキ味噌にお味噌汁・・・。
春の苦みは美味しい苦み。
先日、取材をいただきました中部電力の一般向け広報誌「KORYU」。
そのWeb版の「五感トリップ」というコーナーで当館が紹介されております。
テーマは“手ざわり”
松本の手仕事を取り上げながら、無名の美である民藝が今もなお息づいている場所として
当館がご紹介されております。
当館の他にも松本の古い薬局を改装したカフェ・ショップ「ラボラトリオ」さん、
松本の竹細工「上原善平商店」さん、
伊那の手作りノート・製本「美篶堂」さんなど素敵なお店ばかりです。
当館の空気感をとても上手に表現していただきました。
これも先人の高い美意識とそれを大切に育んできた時の流れのおかげ。
日々感謝です。
「KORYU」の皆さん、ありがとうございました。
信州と言えば「馬刺し!」っと思う方も多いのではないでしょうか。
この辺では昔はお肉と言えば馬肉でした。
なぜでしょう?
松本に老舗すき焼き専門店がない。
なぜでしょう?
和牛がいなかったんです。
昭和の初めの頃まで馬肉ですき焼きがこの辺では当たり前でした。
当館でも馬刺しはお刺身の定番です。
どんなに忙しくても私が直接お肉屋さんに出向いて目の前でお肉を見て仕入れています。
馬刺しは臭くて・・・なんて思っている方には是非食べて頂きたい!
超新鮮なので臭み消しの生姜なんて正直いりません。
しかも馬肉は栄養価が高く、低カロリー、低脂肪。
本物の馬刺しは本当に美味しいんです。
ここであえて「本物」と言うかと言うと。
実は今流通している馬肉のほとんどがカナダなどから入ってくる輸入物。
大きな声では言えませんが悲しいことに松本もそれが当たり前。
手間のかかる馬の生産者がどんどん減ってしまっているようです。
いつまで本物を食べることができるのか。
松本の食文化、もっと考えなきゃいけませんね。
今は貴重な地物の馬刺し。自信あります。是非どうぞ!