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天井裏

20190322
天井をめくると普段は見れない色々なものが出てきます。
建築当時の上棟式の時の際に上げられた棟札がしっかりありました。
その横には槌打ちの儀(つちうちのぎ)に使われた木槌。
槌打ちの儀とは上棟式の儀式で棟梁の「千年棟(せんざいとう)万歳棟(まんざいとう)永永棟(えいえいとう)」と言う掛け声と共に棟木を木槌で打ち固める儀式のことです。千年万年永遠にこの棟(建物)が何事もなく丈夫で皆幸せに過ごせるように願いを込めるそうです。
そしてわらじ。
これは上棟式の際にこの建物に神様をお迎えしてわらじを履いていただき、最後にわらじの鼻緒を切って、ずっとこの建物にいてもらうそうです。大工さんに教えていただきました。ここにいる神様がずっと私たちとお客様を見守って下さっていたんです。
最後に天井裏に鍋?
ではなく、上の部屋の炬燵。昔はこの中に豆炭を入れて木のヤグラを置いて布団を被せて置き炬燵として使っていました。
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お客様の中には神様の下や鍋の下?で寝た方もいらっしゃったかもしれませんね。